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最終更新日:2009/07/15

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議会報告 No.27-3(2009/07/15)

朝来市議会 平成21年6月定例会一般質問
「朝来市の経済活性化について」質疑応答全文(2/4)

農業の振興と林業の活性化の具体策は?(2/2)

能 見

今お答えいただいたわけですけれども、農業については環境保全型の農業ということで、そして有機農業を、これを中心にしてブランド力をつけてやっていくということのようですけれども、もう少し戦略的なところが見えないというふうに思うんですけれども、例えば岩津葱とかピーマンとか、あるいは今出てましたコシヒカリのコウノトリ育む農法の販売といったもの。そういうふうな物をどういうふうに朝来市として組み立てて全国的に展開するのかといったような、何か市としてのそういう戦略というふうなものがやはりあってこそ、それぞれの農家が取り組んでおられることが活きてくると思うんですけれども、その辺について、まずお尋ねしたいと思う。

市 長

今御指摘のとおりでございまして、これらにつきまして、やはり販路の拡大というのが、私は、大事なんじゃないかなというふうに思っております。従いまして、例年岩津葱につきましては、京阪神に出向きましていろいろPR作戦を行っておるというふうな事情もよくよく承知いたしておるわけですけれども、この辺につきましてもシッカリと、岩津葱にかかわらずとも本市でできますお米あるいは黒大豆等につきましても、京阪神あるいは近隣の都会と目される所に出向きまして、積極的にPRをしていきたい。そのためには私自身も一緒になってPR活動も展開してまいりたいなと、このように思ってるところでございます。以上でございます。

能 見

今年からコウノトリ育む(農法の)米を販売していくということですけれども、聞くところによりますと、朝来市全体としては農業の規模というのはそんなに大きくなくて、米の販売というのはかなりの量がなければ難しい。年間通じて販売できる量が要るというふうなことをお聞きするわけですけども、その辺についてはどういうふうなお考えなのか、お尋ねしたいと思う。

市 長

一定の量の問題もあるわけでしょうが、それの価値が見出せれば単価的にも相当高く売れるというふうなこともございますので、これらお作りになっておられる農家の方につきましては、販路さえ明確になれば従前のお米に比べましての相当の額の、比べまして高い収入も得られるのかなと、このように思うところでございます。しっかりとこれらにつきましてもPRすべき作物であろうというふうに思っております。以上です。

能 見

こういう農作物を作っておられる方とそれに対して販路の拡大ということは、やはり生産意欲にもつながり、そして収入を得るということにもなっていくというふうに思いますので、その販路の拡大、最近インターネットがいろいろと利用されていますので、そういう方向への市としての支援があっても良いんでないかなというふうに思うんですけれども。
  それから先ほどアンテナショップの話が少し出てましたけれども、京阪神における継続的にもう場所を決めたようなアンテナショップをきちっと市としてそういうのを創って、そしてその経営形態というのはいろいろあると思いますけれども、民間に頼るだけじゃなくて、そういう事も含めてもう少し販路を拡大していくという努力をする必要があるんでないかなと思いますけれども、その辺についての御所見をお願いしたいと思います。

市 長

このアンテナショップの関係につきましては、その必要性を感じながらも、まだ具体策としては持ち得てないのが本音でございますが、そういったことにつきましても、また担当課とも十分に協議をしてまいりたいなと、こう思っております。 また、販路の拡大に当たりましては、東京のそれこそ朝来会であったり銀嶺会であったりする方もたくさんふるさと出身の方がおいでますので、そういった方々にも一層PRをすることによりましてそういった道も見出せるのかなと、こう思ったりもいたしております。以上でございます。

能  見

ひとつその点よろしくお願いしたいと思います。

次に、林業の話なんですけれども、先程お話しありましたように高性能の機械を導入し、そしてやはり小規模な個人所有者の組合化といいますか、そういうことをして現在放置されている民有林、これを活性化していくということが大事だろうと思いますが、そういう方向性ですね、今現在森林組合が4つに分かれてて、なかなかそういう市としての指導が難しいという面があるかも知れませんけれども、やはりその辺市としては指導していく必要があるんでないかというふうに思います。
  また、宍粟市の一宮の方に兵庫県産の木材供給センターが2010年から稼動と。年間10万立米の取り扱いというふうなことで、今あそこで扱ってるの5万立米ぐらいだと思いますが、その倍を扱うというので、やはりこの朝来等々にそういう協力が当然求められることだろうと思いますし、既に求められてるというふうに思うんですけれども、その辺に向けて、朝来市の林業といってもそれぞれ地域地域のやはり木質の違いとかあって難しい面もあると思うんですけども、この兵庫県のこういう取り組みに乗って振興していく必要があると思います。その辺についてのお考えをお願いしたいと思います。

市  長

先程林業の活性化につきまして、いろいろとご報告申し上げたところでございますけれども、その際にも申し上げましたように、現状の木材需要の低迷から考えますと、本当に林業の活性化というものが大変難しいというのが本音のところでございます。
  今おっしゃっていただきますように、森林組合等ともシッカリと手を結びながら今後の林業のあり方について、本当に真剣に考えていく必要があるという認識は持っております。
  申し上げますように、本件につきましては、なかなか今現段具体的な活性化策というのをまだ見出せないというのが本音のところでございまして、今後シッカリと勉強していきたいなというふうに思っております。以上でございます。

能  見

前に清風会で、京都の丹波の方でこういう組合化をして成功してる日吉町の方へ視察に行きましたけれども、そういう所も同じ木材の低価格化という問題に直面しながら成功してるというのは、やはり小規模の山林所有者を組織化して、そして組合にして、高性能の機械を入れ、そして路網密度を上げて、そして木を、木材の経営を皆伐から間伐を主とした経営にしていってるという、全く違った、今までと違う経営を導入してるわけですから、やはりそういうことも踏まえて朝来市の林業というものも変えていく必要があると思います。
  前から森林整備計画が作られる、作られるというふうに聞いてるんですけれども、それについてどういう計画になってるのか、お尋ねしたいというふうに思います。

産業振興部長(吉岡 越朗君)

お答えをさせていただきたいと思います。
  森林整備計画につきましては、5年ごとの見直しということになっておりまして、合併しまして5年目にはいっております。今年度見直しをする年度というふうになっております。

能  見

朝来市の森林を全体として見直すということで、やはり経営の問題にも踏み込んだような、そういうふうなことを是非考えて、そこに踏み込んだような森林整備計画を立てていただきたいというふうに思います。

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