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最終更新日:2006/06/01
 
議会報告 No.5-3(2006/4/1)

第7回朝来市議会(平成18年3月定例会)
能見勇八郎の一般質問質疑応答全文--2/3

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2.朝来市のホームページについて

能 見

朝来市のホームページについてですが、私は最近になってやっと協力者、知人の協力を得まして自分のホームページ、これは自分の活動を皆さんに知らせるホームページですが、それを立ち上げました。 そして、そこに「ご意見」とか「ご提案」という欄を作っているわけですが、1ヶ月ほど前になりますが、1件、次のような投稿がありましたので、これ重要な指摘だと思いますので、ちょっと概略読ませて頂きながら質問させて頂きたいと思います。

「第4回定例市会で市長は、厳しい新市行財政システムを再構築することが重要と考える。 委員の公募、タウンミーティングなどによる市民の意見の反映と、逆に広く情報提供を行ないながら改革を展開していきたいと発言されていますが、行財政改革を行なうに当って、まず市行財政に関する情報公開がされるべきであることは言うまでもありません。 市の行なった行事と行なおうとする行事に関する情報に止まらず、報酬、給与、手当に関するものまで総て公開され、市民がチェックできる状態にあることが必要です。 しかし、情報が公開され、市民の市民感情にそぐわないものが明らかになり、それを質したとき、度々報道されるように、条例を楯に合法であると一蹴されてしまうと行財政改革を実効あるものにはできません。 行財政改革を実効あるものにするには、行政処分の裏づけとなる条例、規則、規程を手軽に且つ気軽に閲覧できるようにする必要があると考えます。 市民が何時でも行政の行為をこういった例規と照合することができ、仮にその例規そのものに市民感情にそぐわないものがあった場合、決まったものであると退けるのではなく、修正、改訂を繰り返していくことが行財政改革にとって重要であると考えます。 そこで市民がこういった例規を簡便に閲覧できるようにする方法の一つとして、市のウェブサイト、ホームページですが、に総ての例規を掲載することを当局に要望して頂くよう提案します。」という、こういうご意見を頂いているわけです。

私も、実はそれまで朝来市のホームページを見たことがなかったんですね。 こういうことがありまして、ホームページをちょっと開かせて頂いたということなんですけども、そうすると、何かを役所の方で問い合わせようとすると、役所のどこに電話をすれば良いかとかそういうのは全部、一覧とかそういうのは当然載ってます。 或いは、どっか観光しようということで神社仏閣が何処にあるかとか、どういうものだろうかというふうなことを調べようとすれば、その由緒とかそういったことはきちっと載っているということですが、素人見なんですけれども、個々のそういう内容というのは羅列的に全部載ってる。 しかし、有機的な関係というのが無いと思うんですね。 ある問題を調べたいと思ってそこへ入った。そしたら、其れに関連した事ということになると、次何処へいったら良いか判らない、というふうな状態でないかなというふうに思います。

そういう状態で、まず、朝来市のホームページの作成の基本コンセップトというのが有るか、有ればどのようになっているのか、その辺りをお尋ねしたいと。

次に、ホームページを開く人は、やはり何か情報を得たいということで開くわけですが、市民が知りたい事というのは、例えば、私の所へ来ましたこの提案にもあるように、条例とか規則とか、そういったものであるとか、或いは議会の議決事項であるとか、市の事業が現在どういうことが行なわれてるとか、そういったこと。 或いは、追伸のところへ、私がこの前に12月議会でお尋ねしました帰農、帰山の時に市長の方から「兵庫県の新規就農実践要綱の対象年齢を超えている場合に、月額7万5千円を補助する制度を定めている。」という市長の答弁があったわけですが、これについてこの人は、詳細を知りたいというふうに思ってホームページを調べたところ、それに関する記述が何処にも無い、というふうなことを書かれています。

そこで「補助金」というところをちょっと見てみたんですけれども、有るのは驚いたことに、私の引き方が悪いんかもしれませんが、但馬空港の補助ですね、これについてだけが補助金のところへ載ってます。 実際に朝来市がやってる補助というのはもう非常に沢山有るわけですから、そういうようなものがやはり有機的に、例えば太陽光発電とか、それから生ごみ処理とか、あんなもん全部補助になるわけですし、その他の通学定期に関する補助とか、いろいろなものがあります。 考えてみれば幾らでも有るんですけども、そういうようなものがただ空港の券だけの補助金というふうに、私が引き方が悪いんかも知れませんけれども、そういうふうなことですので、やはり、そういうところをきちっとやっていく必要があるんでないかなというふうに思います。 いろんなことを考えながら見てましたら限が無いわけなんですけれども、その辺の処が市民がホームページを開いたときにいろいろと情報が十分に伝わる形になってないんでないかな、というふうに思います。

それから、市外の人であれば、やはり朝来市を知ろうとするわけですから、企業進出を考える人も有るかもしれませんし、或いはこちらへ帰農、帰山で帰ってこようというふうに思ってる人もあるかもしれません。 或いは、就職とか就労のためにどういう所か知りたいとか、或いは観光とか旅行とかそういう人があるかもしれません。

さまざまなテーマが考えられるわけですけれども、そういうふうに考えてますと、このホームページというのは、今企画部の広報課の所管になっていると思いますけれども、そこだけに任すのでなくて、やはりもっと全体的な企画というか、どういう内容にしていくのが一番朝来市を知ってもらう、情報公開のために良いかということ、これについてホームページを作成するに向けての庁内プロジェクトとか、何かそういうふうなことをして十分検討して、大々的に改正していく必要があるんでないかなというふうに思うわけですけれども、そういった件について市長のご見解をお尋ねしたいと思います。

市 長

本市のホームページを含めまして、いろんな広報等につきまして、今いろいろご見解を述べられたわけでありますが、実は私も能見議員ともう正しく同じ考え方を持っておりまして、本市のホームページについては私自身若干物足りなさを感じておりまして、これらについては随時担当課、部長を含めてホームページの魅力アップということを常々指示をしておるところでございます。 尚且つ、行政情報として必要なことといいましょうか、情報は可能な限りホームページを通じて、その他の媒体を通じて公開をしていくということは、基本原則として進めたいというふうに考えておりまして、特に本年度は今ご指摘なり能見議員のホームページにアクセスされた方のご意見として、市の条例とかその他ですね、こういったものについてホームページとリンクしてご覧いただける、こういうことについては18年度予算で予算措置をいたしまして進めていきたい、というふうに考えておるところでございます。

基本的にホームページを作りますコンセプトについては、3つ程コンセプトを掲げて進めております。

1つは、毎月発行しております広報紙、また、ケーブルテレビ等と補完をするものとして、市民の皆さんのサービスを向上させるために情報発信をする、というこういう視点でございます。

2つ目には、公開性、即効性、蓄積性、双方向性が優れているホームページの特性を活かした独自性の有るページづくり、常に最新で正確な情報を掲載する、こういうことをコンセプトにしておる。

3つ目には、見る人に解りやすく、また、多様な利用環境や利用方法に対応できるよう、障害の有無や年齢などに関係なく誰もが同じようにインターネット上で提供される情報を利用できるなどバリアフリーなページづくり、こういうことを考えておるところであります。 特に音声読み上げソフト対応、文字サイズ変更等、こういったことが今言うバリアフリー化を図るという具体的なことでございます。

これらにつきましては、先程ご指摘がございましたように、常時変わる情報をどううまく編集をしてホームページに載せていくか、このことは非常に日常的継続性のあることでありますから、常に新しい能力が求められという、こういうことで、一人の職員がこれに当るというのはなかなか難しい。 従って、今お話しがございますように、ある程度多様性を持って進められるように庁内にホームページづくりのためのプロジェクトチームというものを編成するように指示をいたしておりまして、多くの皆さんがこれに係って頂こう、こういう考えで進めているところでございます。 このホームページの活用如何によって街のイメージづくりとかPRということは、非常に大きな影響があるというふうに認識をしておりまして、これらについては、これから一層充実したものに持っていきたい、こういうふうに考えておるところでございますので、どうぞ議員の皆様にも大変このホームページ、情報関連でご精通の皆さんがたくさんいらっしゃいますから、どしどしご指導賜りたい、このようにお願いを申し上げたいと思います。

能 見

ひとつ議会の方にもホームページがありませんので、そういう予算措置等をまたお願いしたい、というふうに併せてお願いしておきます。

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