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最終更新日:2007/04/26
 
議会報告 No.12-4

市議会3月定例会一般質問
「税収の確保について」質疑応答全文(3/4)

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3.起業、ベンチャー企業育成策と既存企業との結び付き強化策

能 見

それでは、次の起業の問題について少しお尋ねしますけれども、総合計画、或は先程からの答弁でも起業の問題というのが出てきているわけですけれども、起業については、やはり単に誘致というだけじゃなくてベンチャー企業を育てていくということで、それなりの措置が必要だろうと思います。 そうしますと、先程の朝来市の企業誘致及び雇用促進条例だけの支援で良いかどうかと言うふうな問題が有るだろうと思います。

そこで、この問題についてどう考えられているかと言うことと、先程の企業誘致及び雇用促進条例において、実際に利用状況、これ既存企業とか、或は新規に来た企業については多分有るだろうと思うんですけれども、いわゆる起業と言うか、そういうふうなのにはそういう適用例が有ったのか無かったのか、その辺りのところをちょっとお尋ねしたいというふうに思います。

市 長

ベンチャー企業に対するいろいろな取り組みは、国ないし県も一定の制度化がされておりまして、そういう制度をできるだけ奨励、指導しながら起業を行っていただくという、こういう方向であります。 さらに、本市におきます誘致起業等への奨励制度についてでございますが、これは新規で条例に相当する投資をいただく企業については、これは対象になると言うことであります。 つい先日来申し上げておりますように、本市に今いろいろと立地の予定が進められておりまして、これれも一定の要件を備えれば対象になると言うふうなことでございます。

もう一つは、やはり既存の地場産業がある意味で同業種で拡張される、増設をされる、こういうケースも当然含めて対象となるわけでありますが、さらに異業種で、別でやはり新たな企業を起こされると言う、こういうケースも有るわけであります。 そういったものについても、新たに起業され、職員を採用される、こういう場合について条例に該当すれば、それらについては適用していく。 既存の、従って18年度に申請が有り、19年度に適用していくという事業が地場産業として2社ほど、今2件ほど奨励措置制度を適用していく該当案件がございます。 これらについては、要は13ヵ月間の雇用期間というふうな、そういった事がございますので、当該年度ではなくて1年後年度に奨励措置をしていくというふうな制度になっておるところでございます。 この奨励措置がどんどんと本当に増えていく、そんな状況になれば大変有難いと、そんなことを期待をしておるところであります。

能 見

ベンチャー企業の育成というか、誘致という問題と絡めて、午前中の一般質問でも少し出てましたバイオエタノール、これ、この間の3月5日の神戸新聞にも兵庫県の取り組みが、米を使ってバイオエタノールをやるというふうな話が、米を要するに栽培するという話が、5千ヘクタールの遊休農地ですか、それを使ってするというような記事が載ってましたけれども、これについては広島の庄原市で材木、間伐材を利用した、そういうバイオエタノールが企業誘致してやろうというふうにしているということで、中身的にはセルロースを使うというのは技術的に一番難しいわけですけど、それを使ったものということなんですけども、その中身についてはさておき、誘致策としては工場の100uの工場を敷地内に、自分とこの工業団地の敷地内に建てて、千5百万円ですかね、建設費が。 それを無料で5年間ですか、6年の12月にそういう記事がありますから12年の3月末まで無料で、無償で貸し出すというふうなことで、そういう実証実験を、実証的なことをやるというふうなのは、そういう記事がありましたけれども、やはりそれぐらいのことまでベンチャー企業を誘致するというときには考えないといけないだろうというふうに思います。 これは、ちょっと意見としてだけ申しておいて、質問とは外させて頂きますけれども・・・。

それで、次ぎの質問ですけれども、既存企業について、先程も工業団地と協議会等を持っているというふうな事をおっしゃっていまして、そして施政方針でもそういう交流会をより推進して、既存企業との結び付きを強めていくという事を述べられているわけですけれども、どういうふうな事をお考えになっているか、簡単にお願いしたいというふうに思いますけど。

市 長

ご案内のように、現在は生野、和田山地域に工業団地が7社、8社ございますし、それぞれに連絡協議会が持たれております。 従来、ややもすると疎遠になり勝ちであったということであります。 特に生野については非常に密接に、これらの工業団地と連携をしながらいろんな取り組みがなされてきておるところでありますが、私も合併以降、こういう所にはできるだけ出席をさせていただいて、企業の皆さんのいろんな現状、課題、問題、こういった事をお聞かせいただいたり、今後発展的に進めていくには企業それぞれ拡張とか、そういったことも含めまして、していくにはどうあるべきかというふうなことで、いろいろと意見交換をさせていただくことにしております。 そういった機会を持てば持つほど、私はいろんな意味で情報交換によって見逃してる課題が分ることによってできるだけ早く対応をできていく、こういう事であろうというふうに思います。

それから、それぞれ進出企業の本社訪問なんかも一生懸命させていただいておりまして、必ず本社トップとお出会いをさせていただいて、いろいろとこの地域進出企業の課題、こんなことについてもいろんな協議をさせていただく、こういった事を進めております。 そういったことによって、より企業との連携を取っていく、こういうことがこれから大変重要であろうというふうに思います。

尚且つ、こうい企業団地は勿論でございますが、それ以外にも古くから本当に地域に根付いたたくさんの会社もございますし、そういった会社は、従来商工会とか経営者協会とか、こういう組織でもっていろんな情報交換をされておったところでございますが、いろんな意味で少しこの辺りが今曖昧になっておるところでございまして、もう少しいろんな意味で情報交換の場、こういったものをきちっと設定をしながら地域の課題解決に向けて、やはり相互努力をしていくような、そんな場が必要なんではないかなというふうに思っておるところでございます。

能 見

それぞれの旧町では、そういう企業の交流会が有っただろうと思いますが、生野等でもそういうのが行なわれて、多い時には2ヵ月に1回とか、そういうふうな交流会が有ったとかいうふうに聞いております。 そういうのを是非、旧町間或は市全体としてそういうふうなのを行なうと。 勿論会費を取ってやるわけですが、そういう事で企業間の情報交換にもなるわけですから、そういうことは是非必要だろうと思います。 それに加えて、できれば大学との連携をそういう場で図れるような、そういうふうなことも一つ考えていただきたいというふうに要請して、次の質問に移らせて頂きます。

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