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最終更新日:2006/01/09
 
活動報告 No.1(2005/11/25)

イヌワシ問題を乗り越え、風力発電を

朝来市と宍粟市にまたがる段ヶ峰山頂付近で、クリーンエナジーファクトリー(CEF)が2,500kW×12基、エコ・パワー鰍ェ1,500kW×10基の計4万5千kWの風力発電所の建設を目指しているのは周知の通りです。

私は、議会でこの問題を再三質問してきましたが、今年10月25日にCEFのこの事業に対する経済産業省による補助金の交付が決定されました。

ところが、ここに来て県は、絶滅の恐れがある国の天然記念物イヌワシの生息地域であるとして、環境影響評価に関する条例の改正による規制の強化の意向を示し、風力発電所環境配慮暫定指導指針を制定しました(10月26日)。

それは、現在計画中の事案についてもこの指針にもとづき知事が助言を行なうというもので、猛禽類の飛翔が確認された場合は環境庁の猛禽類保護の進め方に従い、2営巣期を含む1年半以上の調査を求めています。


風力発電所建設予定地付近(フトウガ峰山頂)

事業者の説明によれば、官行造林地の一部契約の解除と保安林解除の問題もあり、着工は来年の10月頃になる予定です。しかし、それまでに県の指導指針に関する問題を解決しなければなりません。

  • 事業者は本来の計画からイヌワシが飛来する恐れのある地域を除外していること
  • 風力発電は炭酸ガスの発生を抑止し地球温暖化防止の有力な一つの手段であること
  • 風力発電に伴う林道の整備や風車の設置は過疎地の観光資源として活用できること

を考えると、イヌワシの問題だけで事業者が開発の断念に追い込まれることがないように、十分な話し合いがもたれなければならないと思っています。

風力発電建設に向けて皆様のご助力をお願いします。

 

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